私たちは、学ぶチカラとはどのようにして身に付けることができるかを研究し、学びの効率よい方法を開発したいと考えています。
広範囲な知識の収集をITで行うことはいまや日常的になっています
知るチカラは誰でも十分に身についています
一方で、知れば知るほど、わからなくなります
そのような中、収集した知識の本質的な意味といったことに疑問をもったとしたら、その知識の深い意味を理解するために、その分野の専門家に尋ねるか、基本書を読んで確認をするという方法を思いつくでしょう
しかしながら基本書を読むとよいとか専門家に尋ねればよいといっても、先端的課題の場合にはそのような基本書や専門家はどのように探せばよいのかすらわからないので、そこで止まってしまいます
先端的な研究グループがすぐに基本書を書いてくれればオンラインショップで購入して読めるのですが、彼らはとても忙しいのでなかなかそうはいきません
したがって、自分自身で学ぶチカラを身に付ける必要があります
学ぶチカラがあれば、知るチカラと組み合わせて、自分の未来を創ることができます
私たちは、学ぶチカラを手に入れたいと真剣に考えている人を支援します
その支援を通じて、私たちも学ぶことができます
その過程で、どうすれば学ぶチカラをうまく身に付け、そのチカラを応用やモノづくりに活かせるのかを研究していきたいと考えています
私たちは特別に優れた学ぶチカラをもっているわけではありませんし、難しいことはわかりません、
しかし、学ぶチカラを手に入れるための試行錯誤や工夫をひたすら粘り強く継続するために、当研究所を立ち上げました
応援をしていただける方と、共に未来を創りたいと思います
エイチエム工学教育研究所
所長 橋口真宜
明治大学先端数理科学インスティテュート客員研究員
東京農業大学(元客員教授)
2025年3月27日
プロフィール紹介
九州大学工学部航空工学教室で助手を務め、燃焼駆動型衝撃波風洞による弱電離極超音速流れからの熱伝達実験とTriple-deck理論の研究を実施。マツダ株式会社の研究開発本部空力実研課で自動車のエアロダイナミクスの研究開発、風洞試験、スーパーコンピュータによる数値風洞、全自動運転型模型風洞の建設と先行空力研究開発に従事(最終職位 課長)。東大名誉教授佐藤浩先生による技術指導を受ける。宇宙科学研究所桑原邦郎助教授の設立した計算流体力学研究所(研究部長)を経て、流体物理研究所(開発研究部長)、濱野生命科学研究財団(小川脳機能研究所)(事務局長)を務めた後、COMSOL Multiphysics🄬の日本総代理店で技術部部長から主席研究員を経て、現在に至る。元東大教授神部勉先生と銀河のダークマター研究など、いろいろなことにチャレンジし続けている。
保有資格
技術士(機械部門)、日本技術士会会員
日本機械学会認定計算力学技術者
(熱流体分野上級アナリスト(元PSE)、固体力学分野1級、振動分野1級)
著書
「次世代を担う人のためのマルチフィジックス有限要素解析」共著、近代科学社Digital、2022.
「ことはじめ 加熱調理・食品加工における伝熱解析」共著、近代科学社Digital、2023.
「CAEアプリが水処理現場を変える-DXで実現する連携強化と技術伝承-」共著、近代科学社Digital、2023.
「次世代のものづくりに役立つ振動・波動系の有限要素解析」共著、近代科学社Digital、2024.
「COMSOL Multiphysics®で楽しく習得する科学技術シミュレーション」共著、近代科学社DIgital、2024.
「調理のおいしさの科学」共著、エヌ・ティー・エス、2025.
「マイクロ波の工業応用 事例集」共著、(株)技術情報協会、2025.
共同研究先
明治大学 萩原一郎研究室
東京農業大学 村松良樹研究室
所属学会
日本機械学会、日本航空宇宙学会、日本流体力学会、日本応用数理学会、ヒト脳機能マッピング学会、美味技術学会
社会貢献
学会オーガナイザー
日本計算工学会第30回計算工学講演会
OS-18 「マルチフィジックス解析の超スマート社会におけるあり方について」
2025年6月4日(水)ー6月6日(金) さいたま市ソニックシティー
日本機械学会 第38回計算力学講演会(CMD2025)
OS-18 「 繰り返し負荷を受ける環境下での弾塑性解析」
2025年9月24日(水)ー 9月25日(金) 信州大学工学部