ChatGPT英語学習術

英語は海外に行けばいやでも話せるようになります。

一方、国内で英語を学んでいくには、何か工夫が必要です。

何かヒントになるものがないかと探していたら、

ChatGPT英語学習術 新AI時代の超独学スキルブック、 著者 山田優、株式会社アルク、2025年2月19日発刊

が目に留まりました。

著者の山田優先生は、立教大学異文化コミュニケーション学部教授です。

そんな英語の専門家が、本書の「はじめに」で、生成AIの登場が英語学習の可能性を大きく広げた、英会話の練習相手になったり、作文を添削してくれたり、単語の例文を瞬時に作成してくれる、と書いています。それに続いて、生成AIを本当に効果的に活用するには「学習を支えるパートナー」として位置づける必要があるとあります。そのためには、明確なフレームワーク(使い方の枠組み)が不可欠である、生成AIを引き出すにはツールとしての機能を解説するだけでは使いこなせないといったことを述べていらっしゃいます。

これは工学教育にも当てはまるような気がして、大変、参考になります。

私たちが何かを教える際に、なんとか自分の知識を教え込もうとしますが、受け手にとっては、知識が増えるのはうれしいのですが、自分で独り立ちできる気がしないといった顔をしながら話を聞いてはくれます。これだと教える側もなにか調子がでないといった負のエネルギーをもらってしまいます。

教えすぎない、しかし、相手が学ぼうとするときには手助けをできるようなものを用意する

このあたりを深く考えてみる必要がありそうです。

4月になりました。新学期や新年度といった、新しいことが開始される時期です。

当研究所も急ぎ、学ぶ側が「これなら自立できる」といった顔をしてくれるような方法を具体化します。学ぶ側が喜べば、我々もエネルギーをもらって、元気になりますからね。

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